
ボンジュール、むぎ(@muuugi105)です!!
今回は8月にハンガリーのブダペストにある「恐怖の館」を訪問した時の事を書きたいと思います。
「恐怖の館」…
最初はお化け屋敷か何かと思いましたが…
違いました。
この恐怖の館(Terror Háza)は、
20世紀のハンガリーで起こった2つの悲劇(ファシズムと共産主義による恐怖政治)を私たちに伝えている博物館です。
観光気分で行く所ではないですが、私はハンガリーの歴史に興味があったので行ってみることにしました。
恐怖の館とは
恐怖の館は、パリのシャンゼリゼ通りを模して造られたというAndrássy通りにあります。
この建物はハンガリーの矢十字党政権時代、ハンガリーのナチ党本部として使われていました。
第二次世界大戦でナチスドイツの敗北に伴い、矢十字党は消滅。
代わってこの建物を拠点にしたのは、ハンガリー共産主義時代の秘密警察(AVO)とその後継者(ÁVH)。ここで多くの人が捕えられ、拷問され、この建物の地下で処刑されたそうです。
この博物館は恐怖政治の犠牲となった人たちの記念碑であり、私たちに恐怖政治の恐ろしさを伝えています。
私の感想
写真撮影が禁止でしたので写真はありません。雰囲気をお伝えできず残念です。
残念ですが仕方ないですね。
私が一番印象的だったのは、たくさんの人が殺された地下室です。地下室へ行くためにはエレベーターに乗るのですが、わざとゆっくりなスピードにしています。そして当時の映像が流れます。
そして地下室に到着。
ここに来ると空気が変わりました。怖かったです。
地下室には、取調室とか、囚人とされた人たちが収容された牢獄がありました。各部屋の壁にはそこで亡くなられた方々の写真が掲げられています。
右奥の牢獄に入ってみると、窓からは地上の光が射し込み、華やかなAndrássy通りを歩く人々の声が聞こえました。
ここで何人の人が命を失ったのか。
対照的な光と影のコントラストに、世の無常を感じずにはいられませんでした。
ちなみに展示資料の解説がハンガリー語と英語のみで、解読するのが難しかったです。日本語の解説も欲しかったな…!
でもとにかくこの博物館を訪問して、もっとハンガリーの歴史、そして世界史を知りたいと思うようになりました!
その他いろいろ

私たちはトラムを利用して行きました。Oktogon駅で下車し、徒歩5分ぐらいでミュージアムに到着。
バカンス時期で混んでいたようで、私たちが到着した時は入り口に30人ぐらい並んでいました。
20分ほど並んでチケット窓口にたどり着くと、スタッフの方に「あと45分で閉館だけど、大丈夫か」と言われました。
並ぶ時に教えてくれれば親切なのにと思いましたが、せっかくなので入ることに。駆け足でさーっつと回りましたが、正直45分ぐらいじゃ全然時間が足りないです。(所要時間はだいたい2時間ぐらいだそうです)
次回行く時は、もっとゆっくりと丁寧に見学したいと思います。
恐怖の館情報
- 名称:恐怖の館(TERROR HÁZA MÚZEUM)
- 営業時間:10時〜18時 月曜休み
- 入館料:一般3000HUF
以上です。
ではまた!