フランス生活日記

私の友達はシリア難民~バスの中での出来事~

ボンジュール、むぎ(@muuugi105)です。

今回は先日、通学のため乗ったバスの中での出来事を書こうと思います。

 

シリアから来た男の子

私、2週間だけ語学学校に通っていたんです。 その時にある男の子と顔見知りになったんですね。 その子は同じクラスではなかったんだけど、私と同じ町に住んでいて、よくバスで見かけてたから顔だけは知っていました。

ある日のことでした。

バス停でその男の子を見かけて、思い切って声をかけてみました。向こうも私の顔を知っていたようで、一緒に学校に行くことにしました。

バスの中で色々話している内に、彼がシリアからの難民であることが分かりました。石鹸で有名なアレッポ近くに住んでいた彼は自宅を空爆で破壊され、家族と一緒にフランスへやってきたそうです。

幸い家族はみな無事でしたが、いとこや友達には亡くなった方もいるそうです。突然ある日、日常が壊されてフランスに来た彼。もちろんフランス語が話せる訳ではなく、言葉が通じない異国での生活は大変な苦労を伴ったと思います。

でも彼は「お母さんが作るシリア料理が好き」と屈託なく笑っています。彼の姿からは、シリアから来た難民だという雰囲気は全くありません。

 

スマホの写真

そんな感じで色々話していましたが、その内話題が尽きました。しばらくすると彼がスマホを取り出し、色々と写真を見せてくれたんですね。

最初はシリアの風景写真。そして家族だんらんの写真。目を細めて写真を眺めていた、その瞬間。

ごろっと、頭部がない遺体の写真が出てきました。

その後も遺体の写真が続きます。

彼によると、シリアの実家周辺の様子らしいです。

私はビックリして呆然とその写真を眺めていました。

 

シリアでは今この瞬間にもたくさんの人が殺されて、諸外国への避難を余儀なくされているんだと思うと胸が締め付けられました。

 

私はその子に「フランスは好きか」と聞いてみました。すると彼は「フランスには恩があるし感謝しているけど、やっぱりシリアが一番。でも内戦が終わったとしても、将来シリアに帰らないかもしれない」と言っていました。

フランスで生活基盤を築いている彼と彼の家族。そしてもし将来彼がフランスで結婚し子供を設けたら、安定しているフランスでの生活を望むのは当然のこと。

たとえシリアで内戦が終結したとしても、すぐに日常生活が送れるわけではありません。国の復興担うであろう人材が海外へ避難したまま戻って来ないとなれば、これはシリアにとって大きな痛手です。

 

私が出来る事

私は日本にいた時、シリア内戦に関するニュースが流れても「まだ続いているのか」と思って、それで終わりでした。恥ずかしいことだけど、遠い国の悲劇よりも、私はその日の晩御飯の方が大事だったんです…。シリアの出来事は、完全に遠い国の出来事でしかありませんでした。そして多くの日本人にとっても同じでしょう。

でも私はフランスでシリア難民の子と友達になる機会があり、私が出来ることはないかと思い、こうしてブログに書いてみました。

日本も色々問題があるけれど、やっぱりいい国だと思う。戦争や内戦の不安なく、平和に暮らせるのだから。今、平和に暮らせていることは当たり前じゃない。本当にありがたく、尊いことなのだと改めて思いました。

皆さんはシリアで起こっている内戦の事、難民問題についてどう思いますか?

 

 

ちなみにその男の子はいつもアイスクリーム柄のTシャツを着て、ニコニコしています。アイスクリーム好きなのかな。

 

ではまた

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